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【オークス】2070万馬券呼んだミナレットと似たムードが漂うラブパイロー 大和田調教師のコメントも“同じ”/トレセン発秘話

  • 2022年05月18日(水) 20時53分
 NHKマイルCの3連単153万円超はなかなか衝撃的だった。立役者は最低人気で3着に食い込んだカワキタレブリー。そういえばケンタッキーダービーでも繰り上げ出走で現地最低人気のリッチストライクが制して話題を集めたっけ。“最低人気”は今の競馬界のトレンドワード?

 記者の頭に真っ先に浮かんだ最低人気の激走は、JRA・GI史上最高となる3連単2070万円超に貢献した2015年ヴィクトリアMのミナレット(3着)である。所属は大和田厩舎。そして当時と似たムードがオークス(22日=東京芝2400メートル)に出走するラブパイローに漂っていると感じるのは、単なる担当厩舎のひいき目なのか、それとも…。

 まず“運”が味方した。前走の1勝クラス・ミモザ賞をブービー人気で逃げ切った後、陣営はクラシックの追加登録料を払って、ぶっつけでのオークス参戦を表明。出走が確定していない状況にもかかわらず、トライアルを挟まない選択をしたのは一種の賭けだった。

「間隔を空けたほうがいいタイプですからね。出走枠に入れたのは幸運でした。2勝目を挙げて馬に自信がついたのか、気性が大人になって、雰囲気はすごくいい。逃げるにしろ、追い込むにしろ、極端な競馬をして持ち味を生かしたい。おそらく最低人気でしょうけど(笑い)」

 大和田調教師からはこんな明るく前向きなコメントが。そういえばミナレットの時も「具合だけはいい」みたいなことを言っていたよなあ〜。

 一方でコンビを組んで4戦目となる鞍上の野中は、かつて自身の“悲運”に泣いた経験を持つ。19年暮れのホープフルSガロアクリークでGI初出場を果たすはずが、インフルエンザのため急きょ乗り替わりに…。

「持ち味はしぶとさ。スッと切れるスピードはないけど、抜群の勝負根性がある。初めて乗った時が1600メートルで、徐々に距離を延ばしてきました。かかる感じはないので、さらに延びるのもいいと思っています。僕自身GIは初めてですし、世代のトップを争うレースに乗せていただけるのはとてもありがたいこと。心配なのは“人間の体調”だけですかね」

 1週前追い切りに騎乗した野中はパートナーの状態の良さを確認したうえで、自虐的ジョークを交えて笑った。

 ちなみに未勝利勝ちが福島ダート1700メートルと砂適性も高いラブパイローは、この後に交流重賞の関東オークス(6月15日=川崎ダ2100メートル)にも挑戦する異色の青写真を描いているそうだ。

「馬」自身は充実一途の一方で、「人」トレーナー&ジョッキーに感じる心の余裕。「最低人気」になるかどうかは分からないが、穴馬券の使者としての資格は十分あるように思えてならない。

(美浦のイレブン野郎・立川敬太)

東京スポーツ

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