「日本ダービー・Ｇ１」（２９日、東京）

　ジンクスを打ち破ってみせる。青葉賞を制したプラダリアは２５日、池添を背に栗東坂路で最終リハ。弾むような脚取りで駆け上がり、余力たっぷりに４Ｆ５１秒１-３７秒２-１２秒０を計時した。

　手綱から伝わった好感触に、主戦の声にも明るさがにじむ。「思ったより時計は出たけど、そこまで出ている感じはなかった。疲れもなさそうだし、フットワークは跳びがさらに大きくなっている。すごくいい状態」と上昇ムードを強調する。

　長いダービーの歴史の中で、青葉賞組からは一度もダービー馬が誕生していないが、「持っている能力は高いし、この距離は得意」と池添学師が語れば、「タイミングの問題だと思う。自分たちが達成できれば」と熱を込めた鞍上。強力な兄弟タッグで、新たな歴史を塗り替える。

提供：デイリースポーツ