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【目黒記念予想】ダービーの後は毎年恒例、伝統のハンデ重賞

  • 2022年05月29日(日) 06時35分
 第1回東京優駿大競走(日本ダービー)が行われた目黒競馬場の名称を由来とするレースで、日経新春杯アルゼンチン共和国杯とともにGII格付けのハンデ戦として親しまれている。2006年からは日本ダービー当日の最終レースに組み込まれている(2011年は前日に施行)。ダービーと走行距離は100mしか違わないが、こちらは坂下からのスタートとなるためにより持久力を問われるレースだ。

 ◎パラダイスリーフサンシャインSの優勝馬。全兄にラジオNIKKEI賞など重賞2勝馬ゼーヴィントがいる血統で、本馬自身も新馬、特別を連勝したほどの素質馬だが、慢性的な屈腱炎を抱えており、思うように競馬を使うことができないのが悩みだ。それでも、これまで7戦して4勝2着1回3着2回。2年以上の休養明けを勝利で飾ったこともあるように能力は高い。

 重賞どころかオープン級初挑戦の6歳馬が55kgとは少々見込まれたハンデだが、それだけハンデキャッパーも高い能力を認めているということ。東京競馬場はデビュー2戦目の新緑賞で経験済みで、2500mの距離も前走でクリアしている。ディープインパクト×ブライアンズタイムの本格配合でナリタブライアンビワハヤヒデを送り出した優秀な母系。血統的にもまだ上を目指せる存在だ。

 〇ボッケリーニは2020年の中日新聞杯の優勝馬。今年に入ってからアメリカJCC3着、前走の日経賞ではタイトルホルダー相手に真っ向勝負を挑み2着。高いレベルで堅実だ。ラブリーデイの全弟だから晩成なのだろうが、長距離戦には欠かせない立ち回りの上手さで、相手なりに走れる強みを持っている。ただし、重賞レベルでは57kg以上で実績は乏しく、トップハンデ57.5kgはやや不安だ。

 ▲フライライクバードアルゼンチン共和国杯3着。当時と同じ55kgなら食指が動く。レース前から平常心を失っていた前々走は参考外。順調に使い込めない弱みはあるが、スクリーンヒーロー×シンボリクリスエスの配合が示すとおりに長く、良い脚を使うタイプで前走のメトロポリタンSは最後の直線で外に持ち出すときにわずかだがロスがあった。それでも最後まで渋太く脚を伸ばしており、東京競馬場の長距離レースはあっている印象だ。

 長距離に実績がある△ベスビアナイト、△マカオンドール青葉賞2着△ランフォザローゼス、昨秋のアルゼンチン共和国杯2着△マイネルウィルトスら伏兵も多数いて、難解な1戦だ。

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