春の東京GI連戦のラストを飾るマイル王決定戦。19・20年の
アーモンドアイ、21年の
グランアレグリアと3年連続で単勝1倍台の馬が敗れ、それ以前も10番人気以下の馬がしばしば馬券圏内に突っ込んでくるなど波乱が起きやすい一戦となっている。
1.スピードレースに対応できるか
過去10回中、不良馬場だった14年と超スローペースだった16年を除く8回は1分32秒0以下の時計で決着しており、勝ち負けするためにはレースの流れに乗れるスピードが求められる。時計勝負になっても対応できる馬を中心視するのが良いだろう。
2.差しが決まる
過去10回で、4角3番手以内だった馬は[2-4-0-34]で複勝率15.0%なのに対し、4角10番手以下だった馬は[4-5-3-51]で複勝率19.0%。後方待機組にも出番がある一戦だ。
3.軽量馬は苦戦気味
過去10回で、459kg以下だった馬は[1-0-1-13]で複勝率13.3%、460〜479kgの馬は[1-0-2-26]で複勝率10.3%なのに対し、480〜499kgの馬は[4-3-3-41]で複勝率19.6%、500kg以上の馬は[4-7-4-50]で複勝率23.1%。
ファインルージュは前走の
ヴィクトリアマイルで直線半ばで躓くロスがありながらも、立て直されて2着まで追い込んだ。31秒台の高速決着になったとしても対応は可能であり、引き続き期待できるだろう。