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【函館スプリントS】シゲルピンクルビー マイウェイ貫く父モーリスのDNA

デイリースポーツ
  • 2022年06月06日(月) 06時00分
 「函館スプリントS・G3」(12日、函館)

 桜花賞3着馬ナムラクレアが、早々に参戦を表明した。今時期の3歳牝馬は斤量50キロで出走できるメリットが大きい。最近では、16年にソルヴェイグ-シュウジが3歳馬ワンツー。17年ジューヌエコール(1着)、19年アスターペガサス(2着)らも、軽量を生かして好成績を収めた。

 ただ、その好条件を生かし切れなかったのが、3歳の21年9着に敗れたシゲルピンクルビーだ。渡辺師が「内でどん詰まり。全く力を出せませんでした」と振り返るように、ゴール前は馬なりのまま終了。2年目の泉谷にとっては苦い経験となったが、スムーズに運べていれば恐らくV争いに加わっていた。

 汚名返上とばかりに、ピンクルビーが今年も参戦してきた。開催地が札幌→函館に戻り、斤量は50キロ→54キロに変わるが、指揮官は「前走の鞍馬Sが強い勝ちっぷり。今はすごく充実しています」と状態面に太鼓判。リベンジへの思いは強い。

 血統に関しては、サドラーズウェルズ4×3という意外なクロスが特徴的。スタミナが売りの種牡馬だけに、長距離で活躍するアリストテレス(4×4)あたりはしっくりと来るのだが、短距離専門のピンクルビーにこのクロスがあるとは…。

 この配合に、渡辺師は「ノドの関係もあって短距離に使っていますが、ここにきて体がムキムキになってきたし、父の影響が大きいと思います。モーリス産駒は父似の馬がよく走っていますよね。クロスをりょうがするのかもしれません」と話していた。確かに、母系は違うが、ピクシーナイトジャックドールルークズネストなど、活躍馬の風貌は父によく似ている。日本競馬の礎を築いた社台とメジロの歴史を伝える種牡馬モーリス。そのDNAはマイウェイを貫いているようだ。(デイリースポーツ・松浦孝司)

提供:デイリースポーツ

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