スマートフォン版へ

【マーメイドS】ウインマイティー復活重賞初V 実力馬が10番人気の低評価覆した

デイリースポーツ
  • 2022年06月20日(月) 18時03分
 「マーメイドS・G3」(19日、阪神)

 鮮やかな復活Vだ。混戦を制したのは、10番人気のウインマイティー。好位追走から力強く抜け出し、7度目の挑戦で待望の重賞初制覇を果たした。鞍上の和田竜は現役13人目のJRA重賞50勝を達成。2着に4番人気のマリアエレーナが入り、1番人気のソフトフルートは3着。3連単は11万馬券となり、22年も波乱の決着となった。

 20年オークス3着馬に対し、10番人気の評価はさすがに失礼だったか。そう思わせるほど、不振から脱したウインマイティーの走りは堂々たるものだった。

 好発を決め、道中は3番手のインコースを追走。ピタリと折り合い、しびれるような手応えで4角を回った。直線で前を行くリアアメリアをとらえると、返す刀で外から迫ったマリアエレーナの猛追を振り切りゴールへ。20年4月の忘れな草賞以来、2年2カ月ぶりのVを手にし、待望の重賞初制覇を飾った。

 20年エリザベス女王杯14着以来、久々にコンビを組んだ和田竜は「ゲートだけ気をつけて。馬場がいいので、できれば行きたかったけど、(斤量が)軽い馬もいたのでね。でも抜群の手応えだったので、これならという感じでした。気持ちを切らさず、手応え通りに最後まで頑張ってくれました」とパートナーの健闘をたたえた。

 ここまでの道程は平たんではなかった。20年秋華賞(9着)でのタイトな競馬がトラウマとなり、そこからスランプに。五十嵐師は「復活させるために、いろいろやった。坂路からプール、コースを変えたりね」と試行錯誤の日々を振り返る。手が掛かった分、喜びもひとしおだ。「力はあると思っていたからね。やってきたことが間違いではなかった。結果が出てうれしい」と満足げにうなずいた。

 次走は未定ながらも「若い時よりも馬がしっかりとしてきた。メンバーが強くなっても、きょうの感じなら自信を持っていけます」と鞍上は完全復活に太鼓判。息を吹き返した5歳牝馬の今後から目が離せない。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す