今週末で6月も最後の開催。2022年は早くも前半戦が終わろうとしています。
中央競馬は先週と同じく「東京・阪神・函館」の3場開催。平地重賞は日曜日に前半戦の総決算ともいうべき
グランプリ・GI
宝塚記念(阪神・芝2200m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、
宝塚記念の狙い馬を探します。
今年の登録馬は20頭。少頭数になることもあるレースですが、今年はフルゲート18頭で争われることになりそうです。
人気が分散しそうな感じもあるので、高配当の可能性も十分。それでは、出走予定の馬たちをチェックしていきましょう。
まずは、前走GI天皇賞春1着の
タイトルホルダー(牡4・美浦・栗田厩舎)。2走前のGII
日経賞も逃げての1着と力をつけており、天皇賞春では2着
ディープボンドに7馬身差をつけるという堂々の勝ちっぷりでした。
続いては、GIを3勝している
エフフォーリア(牡4・美浦・鹿戸厩舎)。前走GI
大阪杯では人気になるも、まさかの9着敗退。過去に実力は証明しており、今回は現役最強の座を賭けて戦います。
そして長距離では安定の
ディープボンド(牡5・栗東・大久保厩舎)。前走天皇賞春では
タイトルホルダーに決定的な差をつけられてしまいましたが、スタミナ勝負ならこの馬もヒケはとらないでしょう。
そして、1年の休養明けとなった前走GI
ヴィクトリアマイルで6着に敗れた三冠牝馬
デアリングタクト(牝5・栗東・杉山晴厩舎)、前走G1
ドバイシーマクラシック3着の
オーソリティ(牡5・美浦・木村厩舎)、さらにG1
ドバイターフを優勝した
パンサラッサ(牡5・栗東・矢作厩舎)、前走GI
大阪杯で大金星を挙げた
ポタジェ(牡5・栗東・友道厩舎)など、面白いメンバー構成となりました。
【期待値高い人気薄に一発の可能性?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でAIが選出した本命候補は、なんと
ギベオン(牡7・栗東・藤原英厩舎)でした。現時点の想定では、人気下位。この馬が馬券になるのであれば、高配当は間違いないといえそうです。
同馬は
父ディープインパクト、母は
コンテスティッド(母父
ゴーストザッパー)という血統。全兄には
サトノルーラー、全弟には3勝クラスの
サトノフウジンなどがいます。
成績はこれまで24戦4勝[4-2-0-18]。3歳時には、
NHKマイルC(GI・東京・芝1600m)でも2着と健闘した実績馬です。
3歳時までは
ディープインパクト産駒の良血馬らしく順調にキャリアを積み重ねていった本馬でしたが、古馬となってからは4歳、5歳と勝ち星なし。しかし、昨年のGII
金鯱賞(中京・芝2000m)では、スタートから先手を奪うと10番人気ながら逃げ切り勝ちを収めました。
3歳時にはマイルでも好走した本馬ですが、その後の成績を見る限りでは2000m前後で先行する競馬が合っていそう。今回は強力な先行馬もいますから楽な競馬ではないでしょうが、前走のGIII
鳴尾記念(中京・芝2000m)でも勝ち馬から0.2秒差の4着と好走しており、想定の人気からは高期待値が見込めるということでしょう。
あとは出走メンバー・鞍上・枠順などの確定後、コンピュータがどう予想するのか。週末の最終AI予想も、ぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)