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7・3函館新馬戦芝1800メートルに好メンバー集結 “魅惑の白毛馬”アオラキは池添とコンビ「乗りやすくて行儀のいい馬」/POGマル秘週報

  • 2022年06月29日(水) 21時00分
 後半戦に突入する函館開催は日曜(7月3日)にシリーズ初となる芝1800メートルの新馬戦が組まれている。クラシックへの直結度も高まるこの番組には今年も好メンバーが集結。ならば行数が許す限り、より多くの注目馬を取り上げてみたい。

 まずは鞍上・横山武でデビュー予定のルクスグローリア(牡=父サトノダイヤモンド母ヒカルアモーレ・宮田)。23日の追い切りではウッドで同厩カズラポニアン(3歳1勝クラス)を大きく追走して半馬身の先着(5ハロン66.8-12.6秒)。函館入り後の乗り込みは実に入念で動きの良さも目を引く。

「体つきはまだ子供で、しっかりしているとは言えないんですけど、それでも動けてしまうんですよね。走りは軽いし、芝向きだと思います。直前は本馬場で追う予定。どんな動きをしてくれるか楽しみ」と澤江助手。

 新種牡馬サトノダイヤモンドは世代最初の新馬戦となった4日の中京芝1600メートルでダイヤモンドハンズが勝ち上がる、幸先のいいスタートを切った。ルクスグローリアもこれに続けば、下馬評通りサトノダイヤモンドが新種牡馬戦線をリードする形になろうか。

 一方、乗り手の絶賛ぶりが最も印象的だったのが鞍上・横山琉でデビュー予定のヴェンチュラムーン(牡=父エピファネイア母ラスヴェンチュラス・小島)。23日に本馬場で他厩舎の新馬と併せて楽々と併入(5ハロン64.5-11.6秒)に持ち込むと「息は乱れていませんでしたし、ラストも速い時計だったように本当にいい動き。物見をするようなところがなく、1800メートルの距離も全く問題がなさそう。背中がすごく良くて…とにかくめちゃくちゃいい馬なんですよ」(横山琉)。

 追い切り後に疲れが出るようなら翌週の1800メートルへのスライドも想定しており、必ずしも出走ありきの姿勢でない点にも好感。そのあたりについて鈴木助手は「2週前の追い切り後に少し疲れが出たこともあって、無理に詰め込み過ぎない、メリハリをつけた調整をしています」としながらも、「ハミに頼らずにいいバランスで走るし、手前も“いつ替えた? ”って思うくらいスムーズ」なら好素材であることに疑いの余地はない。

 そして“締め”を担当するのがアオラキ(牡=父ゴールドシップ母カスタディーヴァ・田村)。“魅惑の白毛馬”として「東スポ競馬」Webの動画インタビューにも登場しているアイドルホース候補は池添とのコンビでデビューが決まった。23日には鞍上が初コンタクトを取り、ウッド併せ馬で追走先着(5ハロン66.6-12.7秒)。

「1週前だったのでしっかり負荷をかけたかったし、しっかり動けてもいましたね。乗りやすくて行儀のいい馬。距離も1800メートルくらいあって良さそう。白毛で注目を集めると思うけど、毛色を抜きにしても、いいものがあると思います」と池添は確かな手応えを伝えてくれた。

 果たして多様な顔ぶれがそろう注目度大の一戦を制するのは!?

 今からレースが楽しみでならない。

(立川敬太)

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