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【海外競馬】昨年の凱旋門賞覇者トルカータータッソは英G1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSへの参戦を視野 復帰戦2走目のハンザ大賞を快勝

  • 2022年07月05日(火) 21時19分
 昨年10月に行われた凱旋門賞(仏G1)の覇者トルカータータッソ(牡5、独・M.ヴァイス厩舎)は、7月23日に英・アスコット競馬場で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)への参戦を検討していることがわかった。現地メディア『Racing Post』が報じた。

 トルカータータッソは父Adlerflug母Tijuana、母の父Toylsomeという血統のドイツ産馬。

 2020年5月にドイツの未勝利戦でデビュー。2戦目に初勝利を挙げ、同年の独ダービー(G1)で、後に凱旋門賞で2着となるインスウープ(In Swoop)の2着に好走。10月にはベルリン大賞(独G1)でG1初勝利を果たし、昨年9月のバーデン大賞(独G1)で2つ目のG1タイトルを獲得した。

 続いて臨んだ凱旋門賞では、愛仏英でG1を3連勝したハリケーンレーン、2020年無敗でG1を3連勝した名牝タルナワ、同年の英ダービー馬アダイヤー、日本からはクロノジェネシスディープボンドと強豪馬が揃うなか、R.ピーヒュレク騎手とのコンビで参戦。直線の熾烈な追い比べから抜け出し、単勝13番人気の伏兵評価を覆す大金星を挙げた。ドイツ調教馬による凱旋門賞制覇は、2011年のデインドリーム以来、史上3頭目の快挙だった。

 今年初戦となった5月末のバーデン経済大賞(独G2)では6着だったが、復帰2戦目となった前走のハンザ大賞(独G2)では外ラチ沿いを鋭く伸びて完勝。同レース連覇を果たしている。通算成績は13戦6勝。

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