スマートフォン版へ

【七夕賞】ヒュミドールV確率高いここが勝負どころ! オーナーの夢「有馬記念出走」を引き寄せる/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2022年07月07日(木) 18時01分
 先週の競馬では大きな夢や目標が達成される瞬間を目にできた。

 まずは国枝調教師は土曜(2日)函館10Rをクライミングリリーで勝って、史上15人目のJRA通算1000勝を達成。そして、日曜(3日)の小倉GIII・CBC賞ではルーキー・今村聖奈が重賞初騎乗初勝利の快挙を達成。「小さいころから夢見てきた舞台」にわずかデビュー4か月で参戦して、アッサリ勝利を手にするのだから本当に大したものだ。

 もっとも、両者にとってここはひとつの節目であり、あくまで通過点としてさらなる高みを目指していくのだろう。年始や夏休みに立てた目標もろくに達成できなかった当方。競馬記者になった今、全レース的中とは言わないまでも「1か月に最低3つの重賞的中」というくらいの目標はしっかり達成したいのだが…。

 さて、今週の七夕賞。ここに出走するヒュミドールにとっての夢・目標は「オーナーさん(サンライズ)も有馬記念に出たいということなので」(小手川調教師)と暮れのグランプリ出走だ。「そのためにもどこかで重賞を勝ちたいですね」と続けた小手川師。今年も半分を過ぎ、残された時間を考えると一戦一戦が勝負となる。

 となると“V確率”が高いのはここではないか。同舞台の重賞(福島記念)で2着。小倉記念2着を含めて小回りローカルコースは現状ではこの馬のベスト舞台だ。「福島2600(2勝クラス・信夫山特別)を勝った時もそうだし、小倉記念で2着した時も3角からマクるような競馬。持久力を生かすような競馬が合っている」。それゆえ、勝負どころからペースが流れて持久力を問われる消耗戦になりやすいローカルコースはピッタリというわけだ。

 肝心な状態面も「前走(大阪杯15着)のダメージを残さないように放牧でリセット。1週前に併せ馬でやってスイッチが入ってきたし、週末にさらに“磨き上げる”ような調整。気持ちも乗ってきて、いい状態に仕上がりそうです」と不安はない。

 6歳とはいえ暑さにへこたれることもなく、まだまだ馬は若い。暮れのグランプリという大目標へここでしっかりと結果を出し、大舞台への出走権をグッと引き寄せてくれそうだ。

(美浦の夢達成応援野郎・山口心平)

東京スポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す