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【七夕賞予想】2ケタ人気で馬券になる馬たちには共通点あり? 波乱を呼ぶ使者の3つの条件とは?

  • 2022年07月10日(日) 07時35分
 今週からも開催は「福島・小倉・函館」の3場。

 先週のうだるような暑さは一段収まりそうだが、各場ともに天候は不安定になりそう。馬場状態はかなり気になるところである。

 日曜日の重賞は、福島でハンデG3戦・七夕賞(芝2000m)。そして小倉ではダートG3戦・プロキオンS(ダート1700m)が行われる。今週も例年通り福島競馬場開催の七夕賞のほうをピックアップ。過去10年データを使ってレース傾向と馬券ヒントを探っていこう。

1.上位人気馬の全滅というのは少ないけれど…?

 いつものように、人気上位馬の過去の成績チェックから。

 1番人気馬は過去10年で2勝。マイネルラクリマ(13年)とゼーヴィント(17年)だけ。成績は【2・1・1・6】。勝率20パーセント、連対率30パーセント、馬券圏内率も40パーセントと、重賞のなかでもかなり低い信用度。しかも近4年はすべて馬券圏外になっている。ただ毎年オッズは割れる傾向があり、近4年のうち人気を裏切った1番人気馬は3頭が4倍台だった。今年の1番人気になりそうなヒートオンビートがどれくらいのオッズになるかは注目しておきたい。

 2番人気馬も過去10年で2勝。成績は【2・1・0・7】。これも成績悪い。一方、3番人気馬は過去10年で3勝、成績は【3・0・0・7】と打率まずまずのホームランバッターという感じ。1〜3番人気の上位馬は併せて7勝。これ以外の3勝は5番人気・11番人気・14番人気がそれぞれ1勝ずつとなっている。

 ちなみに、1〜3番人気馬がすべて馬券圏外になるというのは、過去10年で1度だけしかない。軸馬としてならば1〜3番人気のなかからチョイスするのは正攻法だろう。

2.2ケタ人気馬が馬券圏内をキープするのは70パーセント?

 とはいえ、七夕賞には荒れるイメージが強い。

 過去10年で馬連配当10倍以下というのはないし、馬連万馬券は3回もある。

 さらに荒れるのは3連複&3連単。まず3連複で万馬券以上にならなかったのは1回だけ。29万円台というのが2回も出ている。

 さらに大荒れするのは3連単。過去10年で10万円以上になっているのが7回。さらに100万円台1回(15年)、200万円台も1回(18年)と、とにかく荒れまくっている。

 過去10年で7回、「2ケタ人気馬が馬券圏内に入っている」のがその理由。つまり項目1を合わせると「1〜3番人気から軸馬を選んだとしても、相手には2ケタ人気馬を必須で入れる」ということ。人気馬同士の馬券構成は妙味ないのだ。

3.勝馬は1〜6枠から? 2ケタ人気の好走条件は?

 過去10年、10頭の勝馬はすべて1〜6枠から出ている。

 7枠・8枠は馬券にならないということじゃないが、1着にはなっていない。

 勝馬の枠順で最多なのが「2枠と6枠」で3勝ずつ。あとは「4枠」2勝、「1枠と3枠」が1勝ずつとなっている。

 ちなみに2ケタ人気ながら馬券になった馬は全部で8頭。

 それらもすべて6枠までの馬だった。7・8枠の人気薄は同じように馬券圏内になりづらいのかもしれない。

 しかもその2ケタ人気馬8頭は「ハンデ50〜55キロ」「馬番では12番より内」「8頭中6頭が関西馬」の3つの条件を持っていた。今年はこの条件にピッタリ当てはまる馬はいるのだろうか?

4.前走着順は気にしない方が良い?

 騎手でいえば、過去10年で戸崎圭が3勝と最多。内田博が次いで2勝している。今年も戸崎圭はモズナガレボシ。内田博はプリマヴィスタで騎乗予定。チェックはしておきたい。

 さらに過去10年、勝馬の前走ローテに関してはじつにバラバラ。前走エプソムCと鳴尾記念からがそれぞれ2勝しているが、あとはすべて違う前走ローテからの勝利。だが前走で勝っている馬というのはいない。前走2着というのが最高着順で、2ケタ着順というのも4頭いる。前走大敗だからといっても軽視する材料にはならないのだ。

(netkeiba編集部)

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