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【函館記念】ハヤヤッコ陣営から“キラーワード”が出た! 「函館の水が合う」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2022年07月15日(金) 20時35分
 8年ぶりに函館にやってきた。空港に降り立った当初は「少し暑いな」とも思ったが、夕方になると急に涼しくなってTシャツ&短パンでは寒いくらい。その晩は函館のおいしい料理や酒を存分に堪能させてもらったものの、薄着で遊んでいたのがたたったのか、翌日には体調を崩してしまった。個人的には最悪のスタートとなってしまったけど、これぞまさに北海道。やっぱり美浦や栗東とは気候がまったく違うことを実感した。

 馬にとって非常にいい環境なのは言うまでもないか。北海道で生まれ育ったサラブレッドにとって、涼しい気候はまさにうってつけ。読者の皆さんも、いわゆる“函館(札幌)の水が合う”的なコメントを目にしたことが何度もあるのでは。

 函館記念(17日=函館芝2000メートル)の出走馬で、この“キラーワード”を聞くことができたのはハヤヤッコ陣営だ。担当する田村亮平助手が話す。

「函館の水が合うんでしょうか。美浦にいた時はやや食いが細かったんですが、こっちに来てからはモリモリ食べているんですよ。北海道で競馬を使うのは今回が初めてですけど、ハヤヤッコには合っているのかもしれませんね」

「函館の水が合う」だけでなく、「開催最終週の洋芝」というシチュエーションもまたマッチする可能性が高い。自身がレパードSをはじめ全5勝中4勝をダートで挙げているほか、近親のソダシも札幌で重賞を2勝(ちなみに札幌記念連覇を目指して次週に函館入りする予定)。パワーを求められる馬場は大いに歓迎となるだろう。

 13日朝は国枝栄調教師も函館に駆けつけて追い切りをチェック。1週前の美浦トレセンでは僚馬を相手に後れを取った姿に首をひねっていたトレーナーだったが、この日は同厩の2歳馬を相手に余力十分に併入。これには満足げな表情で「最後まで集中していたね。この馬は気持ちの部分が肝心。前走の天皇賞・春(15着)はサッパリだったけど、真面目に走った前々走の日経賞(5着)ではいい走りをしてくれていた。輸送のない滞在競馬でもあるし、このままいい雰囲気でレースに臨んで最後まで集中して走ってくれれば」と確かな手応えをつかんでいる。

 いま世間で話題の白毛馬たち。なかでも注目を集めているのはGIホースのソダシや2歳馬のアオラキだが…。白毛の年長重賞勝ち馬ハヤヤッコが再びスポットライトを浴びる舞台が、この函館記念になるのかもしれない。

(函館のつぶやき野郎・藤井真俊)

東京スポーツ

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