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【中京記念展望】今年も小倉開催、あの馬の巻き返しを期待したい

  • 2022年07月19日(火) 06時00分
 サマーマイルシリーズの2戦目に位置づけられるが、昨年に続いてマイルではなく小倉1800mで行われる。阪神開催だった一昨年に18番人気のメイケイダイハードが1着で大波乱となったことは記憶に新しいが、それ以前も2008年〜15年まで8年連続で10番人気以下が馬券に絡むなど波乱が多いレース。

1.後半の脚が使えるか

 同舞台で行われた昨年は勝ち馬こそ先行押し切りだったが、2着馬は4角8番手、3着馬は4角10番手からの追い込みだった。今年に関しても、時計が出る傾向は相変わらずであるものの、開催序盤と比べると中団以降からの追い込みも決まるようになってきており、行った行ったの前残りになるとは考えづらい。

2.好走傾向の種牡馬

 2017年1月から今月10日までに行われた小倉芝1800mの古馬1勝クラス以上の成績を、種牡馬別で見てみると、出走が5回以上ある中で複勝率上位は、1位からドゥラメンテモーリスベーカバドタートルボウルエピファネイアモンテロッソスクリーンヒーローと続く。ディープインパクトは9位、ハーツクライは20位で、中央場所の広いコースとは傾向が異なる。

3.前走距離に注目

 2017年1月から今月10日までに行われた小倉芝1800mの古馬1勝クラス以上の成績を、前走距離別で見てみると、前走1400mだった馬は複勝率7.0%、前走マイルの馬は複勝率31.8%、前走1800mは複勝率27.2%、前走2000mは20.3%。

 ヴァリアメンテは前走オープン入り初戦の米子Sで6着に敗れたが、直線でロスがある内容。スムーズならもっと際どい争いができていただろう。これまでの実績からして1ハロンの距離延長はプラスで巻き返しは必至と見る。

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