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【中京記念】カテドラル 復活ののろし 得意舞台&実績の夏場で実力馬一変か

デイリースポーツ
  • 2022年07月22日(金) 21時10分
 「中京記念・G3」(24日、小倉)

 近走はやや精彩を欠いているカテドラルだが、21年のこのレースでは後方から追い込んで小差2着に好走。実力があるのは間違いないだけに、気持ちひとつで変わり身があっていい。夏場に調子を上げるタイプらしく、新コンビを組む団野が騎乗した最終追い切りの動きも上々。得意の舞台で復活ののろしを上げる。

 浮上のきっかけをつかみたい。その意気込みが伝わる最終リハだった。新コンビを組む団野を背に、カテドラルは栗東CWに登場。「今回は調整パターンを変えて、2週続けて坂路で追い、直前はコースでジョッキーに乗ってもらいました」と池添学師。見慣れないコースでの最終リハは新鮮に映った。

 向正面から徐々に加速を開始すると、しまい重点にペースアップ。それでも鞍上の手綱は持ったまま。軽快な動きで6F86秒5-36秒9-11秒3をマークした。団野は「結構、かむと聞いていました。テンから行き過ぎるというわけではありませんが、途中からすごくかみ始めて…。それでも、背中のいい馬で、状態は良さそう。息遣いも良かった」と内容に合格点を与えた。

 21年のこのレースで2着に好走。直近3走は21年と全く同じローテだが、前走の安田記念は見せ場もなく18着に敗れた。「最近はスタートがひと息で後ろから。その時点で馬がファイトしない。ポツンとなると、やる気を出せない」とトレーナーは敗因を分析する。

 復活へ向けて、前回装着したブリンカーを外し、再び小倉芝9Fの舞台へ。指揮官が「成績からも夏場がいい馬。自分から動いた方がいいタイプなので、小回りコースも合っている。(前走より)斤量も1キロ軽減。結果を出したい」と意気込みを語れば、鞍上も「スタートが遅いので一歩目を大事に。去年、ユーイチさんが乗ったようなイメージで乗りたい」と好走シーンを描く。陣営の思惑がかみ合えば、実力馬の一変は十分あり得る。

提供:デイリースポーツ

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