8月13日の札幌5R(芝1500m)で、名牝系の血脈を継ぐ
フラミニア(牝2、美浦・
国枝栄厩舎)がデビューを予定している。管理する国枝師は「動きや息遣いはまだまだだけど、レースまで時間があるからね。来週、札幌に移動するよ」 とコメント。
フラミニアは父
モーリス、
母リミニ、母の
父ディープインパクトという血統。母の兄弟には2015年の
きさらぎ賞(GIII)と
京都新聞杯(GII)で2着となった
ポルトドートウィユ、2015年6月の新馬戦を5馬身差で圧勝し話題となった
ポルトフォイユ、今年5月の
京都ハイジャンプ(JGII)で3着となった
ポルトラーノがいる。
三代母は1997年の
天皇賞・秋(GI)を制するなどGI戦線で牡馬と対等に渡り合い「女傑」と称され、
JRA年度代表馬にも輝いた名牝
エアグルーヴ。同じ一族には
ルーラーシップ、
アドマイヤグルーヴ、
ドゥラメンテなど名馬が揃う。
1998年の
札幌記念、
エアグルーヴは58kgの斤量を背負いながらも歴戦の重賞馬を相手に余裕の手応えで3馬身差の圧勝を飾った。名牝の系譜を受け継ぐ若駒の初陣に要注目である。