サマーマイルシリーズの重賞の中で唯一別定で行われるということもあり、例年メンバーのレベルは一番高くなる。近年の好走馬を見ても、
ジャスタウェイ、
クラレント、
ダノンシャーク、
プリモシーン、
ロータスランドなど、GIでも足りる実力を持つ馬の名前が多い。
1.既に重賞勝ちのある馬に注目
過去10回の勝ち馬の中で、このレースが重賞初制覇だったというのは昨年の
ロータスランドだけ。実績馬に有利な別定戦ということに加え、紛れが少ないワンターンのコースであるから、他のローカル重賞と比べると上がり馬が通用する余地は小さい。
2.前走負けた馬が巻き返す
過去10回で3着以内に入った延べ30頭中、前走3着以内だったのが10頭なのに対し、前走5着以下だったのは17頭。勝ち馬に関しても、10頭中8頭は前走5着以下だった。妙味を踏まえても、前走で負けた馬から馬券を組み立てるのが良さそう。
3.先行馬に妙味
過去10回で連対した20頭中、10頭は4角3番手以内だった。対して、4角10番手以下は5頭だけ。また、4角3番手以内の馬は複勝回収率が118%であったのに対し、10番手以下は23%しかなかった。直線が長い新潟外回りとは言え、前残りを狙う方が期待値は高い。
ダノンザキッドは
安田記念6着以来の休み明けとなるが、調教で抜群の動きを見せており状態は良さそう。1年半以上白星から遠ざかっているとはいえ、GIIIなら順当に勝ち負けと見る。