昨年の
フェアリーS(GIII)と
紫苑S(GIII)を制し同年の
秋華賞(GI)と今年の
ヴィクトリアマイル(GI)で2着に好走した
ファインルージュ(牝4、美浦・
木村哲也厩舎)が8月5日付で競走馬登録を抹消、今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。
JRAがホームページ上で発表した。
ファインルージュは父
キズナ、
母パシオンルージュ、母の
父ボストンハーバーという血統。
2020年8月に新潟競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2走目の未勝利戦を勝ち上がると、昨年の
フェアリーS(GIII)で重賞初制覇。牝馬三冠の第一戦・
桜花賞(GI)に駒を進め、3着に好走した。同年9月の
紫苑S(GIII)を完勝し重賞2勝目を飾ると、
秋華賞(GI)では上がり最速の末脚で追い込み2着となった。今年の始動戦となった
東京新聞杯(GIII)で2着、続く5月の
ヴィクトリアマイル(GI)で2着となり、前走の
安田記念(GI)5着がラストランとなった。通算成績は10戦3勝。
叔父に2012年の
新潟2歳S(GIII)覇者
ザラストロがおり、二代
母セクシーココナッツの半弟は当時3歳馬ながら2007年の
目黒記念(GII)に挑戦し2着に好走した
ココナッツパンチ。同牝系からは2018年の
全日本2歳優駿(JpnI)覇者
ノーヴァレンダや、2016年の
青葉賞(GII)覇者
ヴァンキッシュラン、2015年のUAEダービー(首GII)を圧勝したムブタヒージなどが出ている。繁殖牝馬としての今後に要注目だ。
(
JRAのホームページによる)