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9戦無敗の最強マイラー・バーイードvs昨年6馬身差圧勝のミシュリフ レース中継も実施/英インターナショナルS

  • 2022年08月16日(火) 20時59分
 現地時間17日にヨーク競馬場で行われる英インターナショナルS(3歳上・英G1・芝2050m)。歴代覇者にフランケル、ジャイアンツコーズウェイシングスピール、サキーなど名だたる名馬が並ぶこのレースに、現時点で9戦9勝の欧州最強マイラー・バーイードが出走を表明、初の中距離参戦を予定している。

 また、同日の日本時間23時よりグリーンチャンネルでレース映像の中継が実施される。出走を予定する注目馬は下記の通り。

 ※左から馬名、性齢、所属厩舎、英名の順。

■バーイード(牡4、英・W.ハガス厩舎、Baaeed)

 父Sea The Stars母Aghareed。全兄に今年のコロネーションC(英G1)覇者のフクムがいる。昨年6月のデビューから連勝街道を進み、現時点でキャリア9戦無敗、G1・5連勝をあげ、今年のワールドベストレースホースランキング1位の座に輝いている。

 ここまではマイル付近のレースを走ってきたが、管理するW.ハガス調教師は英メディア『RacingTV』の取材の中で「2000mはバーイードにとって不利にならないはずだ」と自信のコメントを残している。なお、同競走を勝利すれば父Sea The Starsとの父仔制覇達成となる。

■ミシュリフ(牡5、英・J&T.ゴスデン厩舎、Mishriff)

 開催地や芝・ダートを問わず活躍を続けるオールラウンダー。2019年10月にデビューを迎え、2020年のサウジダービー(沙・ダ1600m)で2着となった後、仏ダービー(G1・芝2100m)でG1初制覇を飾った。昨年は同競走に加えてサウジカップ(沙
・ダ1800m)、ドバイシーマクラシック(首G1・芝2410m)で勝利を収めている。

 昨年のドバイでは日本から参戦したクロノジェネシスラヴズオンリーユーの追撃を完封して勝利。インターナショナルSでは後続に6馬身差をつける圧勝劇を見せており、今回は連覇がかかる。

■ネイティヴトレイル(牡3、英・C.アップルビー厩舎、Native Trail)

 昨年6月にデビューを迎え、2走目で重賞初制覇。同年9月にヴィンセントオブライエンナショナルS(愛G1)を3.1/2馬身差で圧勝し、続く10月のデューハーストS(英G1)でも後続に2馬身差をつける完勝でG1・連勝を飾り2歳シーズンを終えた。

 今年4月の始動戦を快勝し、英2000ギニー(英G1)に挑んだが、僚馬コロエバス(牡3、Coroebus)に惜敗。しかし5月の愛2000ギニー(愛G1)では馬群中団の追走から一気に先行馬を飲み込み、G1・3勝目を挙げている。距離延長で臨んだ前走のエクリプスS(英G1)では3着。2度目の中距離戦で巻き返しなるか。

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