1周1309mの障害コースに8つ置かれている障害を計11回。さらにたすきコースに設けられているバンケットをクリアしなければならない難コース。特徴的なのは、ダートを横切った先に待つ最後の直線にも障害が置かれていること。そのため、先行力は不可欠だ。
◎
アサクサゲンキは昨年の優勝馬。その1戦を含め小倉競馬場の障害コースは4戦して3勝2着1回。敗れた1回も空馬に邪魔され続けてまともならと思わせる内容だった。また、平地時代にも
小倉2歳S含め4戦2勝2着1回。先行力に定評がある馬だが、前走の
新潟ジャンプSは前に行くことができなかった。休み明けの上にレコード決着の速い時計に対応できなかった格好になってしまったが、今回は叩かれた上積みも見込める。
〇
メイショウウチデは昨年2月の小倉競馬で障害初勝利。そして
東京ジャンプSの3着馬。その後、1年以上の休養を余儀なくされたが前走の障害オープンは62kgを背負って2着。平地時代も含め、なかなか順調に使い込むことができない馬だが、コース形態にあわせるようにどんな位置からでも競馬ができるのが強みだ。
▲
ポルトラーノは
京都ハイジャンプ3着。小倉競馬場は今年2月に勝ち馬から障害オープンで勝ち馬から0.1秒差3着という惜しい星もある。そのレースぶりから豊かな心肺機能がうかがえるもののコントロールが難しい面があってジョッキーを悩ませている。乗り慣れた草野騎手が手綱を取るのは心強く、仕掛けどころがはまればあっさりのシーンがあっても不思議ない実力を持った馬だ。
△
シャイニーゲールは未勝利戦を勝ち上がったのが小倉競馬場で、その時のレース内容が印象的。その後、
小牧加矢太騎手とのコンビで福島、新潟と転戦して3着、1着。力をつけている。小倉の障害コース2勝の△
クライムメジャー、7月の小倉競馬で障害戦初勝利を上げたばかりだが、その内容が良かった△
シャイニーズランも押さえておきたい1頭だ。