「
新潟記念・G3」(9月4日、新潟)
フォワードアゲンの前走
STV賞は単勝134・2倍のブービー人気。それもそのはず、3勝クラス昇級後は見せ場らしい見せ場もなく、5走連続で2桁着順を並べていたからだ。しかし、低評価をあざ笑うような快勝劇-。中野師が笑って説明する。
「ずっと具合は良かったんだよ。それが、今年は空梅雨だったでしょ」。乾いた軽い芝では能力をフルに発揮できないタイプ。「初めての洋芝がよほど合ったんだろう。今回も具合はいいし、あと、雨が降ったらうれしいね。…何?今のところ週末の新潟は雨予報なの。本当に降るの?なら…あるよ」。リップサービスもしばしばある師だが、それにしても強気な口調だ。
中間は函館で調整を継続していたが、先週の閉場後は新潟に滞在している。指揮官は「その後も調整は順調。体重は前走(424キロ)と同じくらいで推移してるよ。本当は440キロくらい欲しいんだけどね」と話し、「前走は決してフロックじゃないよ」と付け加えた。
札幌記念を除外になり、仕切り直して臨む重賞初挑戦。勢いに乗ってみるのも面白いかもしれない。
提供:デイリースポーツ