9月11日(日)に中山競馬場で行われる第67回
京成杯オータムハンデキャップ(GIII)に出走を予定している
ベレヌス(牡5、栗東・
杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の
杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。
「前走の
中京記念は、この馬の持ち味が生かせればいいと思っていたのですが、ジョッキーが本当に上手くエスコートしてくれて、勝つことが出来て、嬉しく思います。レース後は、一度ノーザンファームしがらきに移動して、疲れを取りながら、このレースに向けて立ち上げていきました。暑さに関しては全然問題なく、いい状態で戻ってきてくれました。
1週前追い切りは、そこまでレース間隔も空いていないので、終いの伸び脚というか、追ってからの反応を確かめるという感じだったのですが、相変わらず鋭い動きを見せてくれて、順調そのものだと思います。今週の追い切りは、全体の時計はそれほど速くなくていいので、終いだけスッと放すような指示だったのですが、最後はこの馬らしい伸び脚を見せてくれたので、いい動きだったと思います。
正直言うと、前走がかなり
ピークに近いところまで持っていくことが出来て、結果もついてきました。
ピークに持って行ったところを何とか維持するような形で今までは来ています。(最近の好走の要因は)もちろん馬自身の成長が大きなところだと思いますが、
西村淳也騎手とのコンタクトというか、かなり人馬一体に近づいてきているのではないかというのも、ひとつの要因かと思います。成長力もあって、二の脚に磨きがかかってきている印象があります。
(開幕週の中山については)やはり開幕馬場で、前が止まりにくいという印象も持っていますので、この馬にとってはすごくいい馬場で走らせることができるのではないかと思います。極端な瞬発力勝負になると分が悪いですが、この馬の持ち味が生かせるような展開に
西村淳也騎手が持っていってくれるのではないかと期待しています。まずは目の前の一戦、サマーシリーズということももちろんありますので、まずこのレースを精一杯頑張りたいと思います」
(取材:三浦拓実)
ラジオNIKKEI