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セントウルS・G2」(11日、中京)
主戦の笑顔が全てを物語っていた。充電期間を経て秋初戦を迎える
メイケイエールは7日、栗東CWで単走。4Fからしまいサッと脚を伸ばし、馬なりの手応えで53秒3-37秒0-11秒0をマークした。
序盤こそ行きたがる面を見せたものの、スピードに乗ると折り合いはスムーズ。感触を確かめた池添は、やや興奮気味に「めっちゃいいですね。またがった瞬間から、体に“芯が入った”と感じました。ちゃんと自分で我慢ができていたし、しまいも自然にあの時計が出た。楽だったし、ブレなくなっている」と、ひと夏を越しての成長を褒めちぎった。
とはいえ、常に“危うさ”をはらんでいるのも同馬の特徴。実戦に行って、われを忘れて暴走するシーンも頭に浮かぶ。それでも、武英師は「強さとモロさが表裏一体。その部分で人気もあるのでしょうが、夏を越してモロさよりも強さの割合が大きくなった。ファンの皆さんの期待に応えられるかなと思っています」と課題克服に自信あり。ひと皮むけた
アイドルホースの走りに注目だ。
提供:デイリースポーツ