「
セントウルS・G2」(11日、中京)
安田記念の覇者
ソングラインが7日、美浦Wを軽快に駆け抜けた。併せたパートナーに手応え優勢のまま先着。久々を感じさせない動きで、ラスト1Fは11秒4と切れ味を発揮した。米遠征を見据える重要な一戦。きっちりと結果を残して羽ばたきたいところだ。
ここで結果を残して米国遠征へとつなげたい-。
安田記念でG1初制覇を飾った
ソングラインが、秋の始動戦に向けて美浦Wで併せ馬。1週前と同じく
クレッシェンドラヴ(8歳オープン)を相手に6Fから3馬身追走。直線で内に潜り込み、軽く仕掛けられると首差先着してフィニッシュした。時計は6F85秒1と目立つものではなかったが、余裕の手応えでラスト1Fは11秒4を記録した。
「ヴィクトリアMと
安田記念は左回りの追い切りだったけど、きょうは右回りでもしっかり動けていたと思います」と林師。もともと左回りが得意な馬で、今回は久々に右回りでのケイコとなったが、スムーズな加速から素軽い動きを披露。「一戦ごとに心身とも成長して、一段ずつ上がってきています」と、4歳秋を迎えての進化を感じ取っている。
舞台は中京芝1200メートル戦。出走を視野に入れているB
Cマイル・G1(11月5日・米キーンランド)を想定した上でのレース選択だ。今回は初距離が鍵を握るが、指揮官は「スピードのある馬。以前に比べると発馬は良くなっているし、スタートと二の脚はここにきて安定していますから」と対応に自信をのぞかせた。
次の
ステップに向けて、結果と同じく内容も求められる一戦。「楽しみだし、何とか結果を出してほしいです」と期待を寄せたトレーナー。春のマイル女王が世界へ羽ばたくために、まずは日本でその強さを誇示する。
提供:デイリースポーツ