「園田オータムトロフィー」(8日、園田)
開催2日目の11Rで行われ、2番人気の
エコロクラージュが3番手から直線で抜け出し、デビューから無傷の6連勝で重賞初制覇を成し遂げた。2着は8番人気の
ウインドケーヴが逃げ粘り、3着には中団から伸びた5番人気の
アンサンが入った。1番人気で兵庫ダービー馬の
バウチェイサーは、2番手ながら直線失速で6着に終わった。
底知れない強さを
エコロクラージュが見せつけた。
トライアル戦を制した自信の走りで、地元の世代ナンバーワンを撃破。「ダービーに出走できなかったので、秋に大きいのを獲ろうとオーナーと話していた」と保利平師。無敗の連勝更新はまだまだ続きそうだ。
重賞初挑戦ながら、レースでは王道の走り。ハナを争った
ウインドケーヴ、
バウチェイサーを見据えて、
エコロクラージュは3番手で脚をためた。「理想の展開。前の2頭を見ながら、しめしめと思った。直線半ばで余裕だったし、センスの固まり」と吉村智。内ラチ沿いをロスなく走り、死角は見当たらなかった。
初出走は今年2月と遅れたが、これで出世争いの先頭に抜け出した。「4連勝してもダービーが無理で、休養させてから良くなった。次は
秋の鞍(27日・名古屋)か、ダービー
グランプリ(10月2日・盛岡)へ」と指揮官。今度は他地区の猛者を相手に、さらなる成長を促す。
提供:デイリースポーツ