「
セントウルS・G2」(11日、中京)
北九州記念で初重賞Vを飾り、大波乱を演出した
ボンボヤージが栗東DPで最終リハ。中2週のローテとあって状態キープに主眼が置かれた内容だったが、激走の反動も見せず活気のある走りを披露した。サ
マースプリントシリーズの逆転王者も懸かる一戦。再びアッと言わせる大金星を挙げてみせる。
北九州記念を16番人気で制した
ボンボヤージは、
ベストパートナーの川須を背に栗東DPへ。中2週と間隔が詰まっていることもあり、サラッと流す程度にとどめたが、ハツラツとしたフットワークで駆け抜け、5F67秒4-40秒0-13秒1を計時した。
見守った梅田師は「前回も木曜追いだったからね。ビシッとやるなら水曜にするけど、今回はサラッと。時計はあえて出していない」と意図を説明。そして、「折り合い、落ち着き重視でテンションを上げないように。しまいまでノーアクションだったけど、ジョッキーも“我慢が利いていた”と言っていた」と狙い通りの仕上がりに納得の表情だ。
北九州記念からのローテーションは21年と同じ。ただ、「去年は小倉で準オープンを勝って、不良馬場の
北九州記念。お釣りがなかった」と話す通り、22年は決定的に内容が違う。「そういう意味では今回の中間は、そこまで馬がピリついていないし、去年よりパワーアップしている」と手応えを感じている。
ここまで10ポイントを獲得し、サ
マースプリントシリーズ制覇の可能性が残っているが、「この馬は一戦一戦、そのレースに集中してやっているからね」と指揮官。全兄
ファンタジストが19年2着に好走したタイトルで、強力牝馬2頭相手に堂々と立ち向かう。
提供:デイリースポーツ