9月18日(日)に中京競馬場で行われるローズS(GII)に出走予定のパーソナルハイ(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の安藤貴英調教助手のコメントは以下の通り。

「(前走のオークスは)ずっと春先から数を使っていましたし、長距離輸送もあって、不安な点はありましたが、レース内容は、最後まで折り合い等は良かったと思いますし、流れにも乗れていたので、悪くなかったと思います。ちょっと結果がついてこなかっただけかなと思います。

(中間は)追分ファームに放牧へ出して、リフレッシュして、栗東に戻ってきました。春先よりも馬体はしっかりして、体幹が出てきたように見受けられます。(1週前追い切りは)久しぶりというのもあって、しっかり負荷をかけて、馬にスイッチを入れる感じで追い切りをしてもらいました。

(今日の追い切りは)坂路でいつも通りではありますが、直前は軽めにして、終いの反応を確かめる程度の感じでした。一杯には追っていませんが、反応してしっかり競馬に向かって、もう一段スイッチを入れる感じですかね。数字的にもそうですが、身体がちょっと大きくなったので、これは成長分としては良いと思います。身体にまだ余裕がありますが、まだ残暑が厳しい中ですが、暑い夏を乗り越えてくれて、良い状態でレースに臨めると思います。

(コンスタントに使えるのは)牝馬ですが、飼葉をすごく食べ、体が減らないので、コンスタントに使っても回復が早いところが一番の要因かなと思います。(作戦は)枠順などが出てから、先生と吉田豊騎手が相談して決めることかな、と思いますが、どんな戦法でも対応できるのが強みだと思います。

休み明けなどもありますし、不安な点があるのは正直なところですが、この夏をしっかり乗り越えて、体質の強化も図られました。そういう面では成長して、本番に向けてどういう競馬をするのか楽しみにしています」

(取材：山本直)

ラジオNIKKEI