宝塚記念3着の後、
オールカマー(9月25日・中山芝2200m)への参戦を表明し、栗東で調整している
デアリングタクト(栗東・
杉山晴紀厩舎)。今朝14日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後、
松山弘平騎手を背に、CWの正面入口から一番最初に入場。単走ではあったが、馬自身の気持ちはしっかり乗っている印象で、6F標識手前から今日は時計が出そうだなという勢い。
3コーナー手前から少し行きたがるところをなだめての走りだったが、決して折り合いを欠くということではない。だからこそ、13秒台半ばのラップが続いて、最後の直線が11.8秒の持続ラップ。
全体的な時計は6F78.6〜5F64.1〜4F50.5〜3F37.1〜2F23.6〜1F11.8秒。
ヴィクトリアM時のCW追い切りで感じたフットワークの小ささはないし、気負っている雰囲気も当時よりも感じない。さすがに休み明けなので、まだまだ良くなるんだろうな、という余地を残しつつ、現状でベストに近いベターな内容といった1週前追い切りではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)