「ローズＳ・Ｇ２」（１８日、中京）

　スタニングローズの紫苑Ｓ、ファルコニアの京成杯ＡＨと土日重賞連勝を決めた高野師が、今週はセントカメリアで２週連続重賞Ｖを狙う。前走は２着に敗れたが、４戦２勝、２着１回と好相性の中京に戻れば前進必至だ。レース連覇が懸かる福永の手綱で、今週もタイトル奪取といく。

　今、まさに絶好調だ。秋競馬の開幕戦だった先週の中山で紫苑Ｓ、京成杯ＡＨと土日重賞を制した高野厩舎。師は「いい馬を任せていただいていることに尽きます。調教師は何もしていませんよ。先週のような僅差をものにできたことはうれしいですが、何かが欠けていたらこの結果にはならなかったはず。周囲の人のおかげだと思っています」と感謝を口にする。

　そんな勢いに乗る陣営が送り込むのがセントカメリアだ。前走は勝ち馬の決め手に屈して２着と惜敗したが、速い時計にも対応。「レース後も疲労感はなく、すぐにリカバリーできました。いい状態で調整ができていますし、順調です」と手応え十分。気性面の難しさはあるが、「こちらの考えを押しつけるのではなく、馬の気持ちに添って、プレッシャーをかけないようにしたことで、だいぶ落ち着きも出てきたと思います」と目を細める。

　鞍上は昨年アンドヴァラナウトで制した福永。「前走は勝った馬が強かったけど、条件が合わない中でよく頑張った。１８００メートルがベストだとは思うけど、中京でも結果を出しているし、コース的にはコーナー４つの方がいい」と力を込めた。連覇＆２週連続重賞Ｖへ-。実りの秋にするべく、陣営一丸となって臨む。

提供：デイリースポーツ