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【POG】血統馬ポルトロッソが帰厩 10・15東京芝1600mでデビューへ(美浦発)

デイリースポーツ
  • 2022年09月17日(土) 12時39分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週から当日入場券を発売するようになった中山競馬場。多くの人が行列に並んでいるのを見て、“ようやく戻ってきたなー”と感慨深い気持ちに。それでも発売が10時からだったり、売っているのは正門と南門だけだったりと制限があるのがもどかしい。早く通常のスタイルになってほしいと願っているが、まずは無事に開催が継続できていることに感謝したい。ひとつ注意としては船橋法典駅から競馬場専用道路を通って行ける法典門では、一般入場券を発売していない。

 一応、駅の放送でアナウンスをしているが、地下通路ではなく、上の一般道を通って正門に向かわないとならない。今週、久々に中山競馬場に向かう方がいるならば、前もって確認をして行っていただきたい。週末は天候が崩れそうなので地下通路を通って行きたいですけどねぇ。

 さて、先週のアスター賞はドンデンガエシ(牡、尾関)がハナを奪っての押し切りで2勝目を挙げました。勝ち時計の1分35秒8は当日行われた2歳未勝利と比べても物足りないものでしたが3、4着馬が未勝利馬であったことや、やや強行軍だったことも考えれば仕方ないことかと。この時期に2勝目を挙げたことは大きいですし、この番組を選択してきた陣営の判断力が素晴らしかったですね。

 管理する尾関師に次はどうなりそうですか?と尋ねると「状態を見ながらだけど、年末のG1のどれかになると思う」との返答。では朝日杯FS(12月18日・阪神、芝1600m)かホープフルS(12月28日・中山、芝2000m)ですね?と返すと「いや、もうひとつあるじゃない」と師はニヤニヤ。少し考えていたら「全日本2歳優駿(12月14日・川崎、ダート1600m=Jpn1)だよ」と教えてくれました。芝で連勝していたので一瞬驚きましたが、血統を見れば父ドレフォンで母はダートでの活躍馬も多いトゥザヴィクトリーの流れですからね。それは考えが及ばなかった自分が甘かったです(笑)。というわけで一度放牧へ出してからどれを選ぶか考えていくとのこと。

 父イスラボニータを彷彿とさせるフットワークで11日のデビュー戦(中山5R)を飾ったのはダノンゴーイチ(牡、菊沢)。最後に抜け出す時の脚は速かったですし、これはまた楽しみな馬が現れましたね。次走はまだ発表されていませんが、マイルを継続するのか、距離を延ばすのか陣営の判断が楽しみです。

 10日中山で2000mの新馬戦を勝ったのはロッククリーク(牡、栗田)。直線に入っての反応がどうかなーと見ていましたが、最後までしっかり脚を使い、きっちり差し切りましたね。一度ノーザンF天栄に放牧に出され、今後のローテも決めていくようです。

 POGの取材時から取材の感触が良かったポルトロッソ(牝、宮田、父リアルスティール母ポルトフィーノ)が美浦に帰厩。デビュー予定を少し延ばす形になってしまってはいますが、血統馬でもありますし、どんな走りを見せてくれますかね。10月15日の東京芝1600mでデビュー予定。

 祖母に秋華賞ブラックエンブレムがいるポーラライツ(牡、宮田、父サトノクラウン母オーロラエンブレム)は、今週美浦に来ていた川田を背に美浦Wで追い切りを敢行。6F83秒6-66秒9-52秒5-37秒6-24秒4-11秒8と、しまいはいい反応を見せていました。25日・中山、芝2000mを同騎手で予定しています。

 新潟の予定をここまで延ばしたザングウィル(牡、大竹、父Dandy Man母Zaaqya)は横山武を背に美浦Wで6F81秒2-66秒9-52秒0-36秒9-23秒6-11秒7を計時。鞍上の感触も良かったようで、初戦から楽しめそうな馬です。24日・中山、芝1600mを同騎手で予定しています。(馬三郎美浦支局・木村)

提供:デイリースポーツ

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