「
セントライト記念・G2」(19日、中山)
新星が誕生した。上がり馬の3番人気
ガイアフォースが、重賞初挑戦で初V。春のクラシックで活躍した
アスクビクターモアを力でねじ伏せ、父
キタサンブラックとの父子制覇を達成した。
道中は
アスクビクターモアを見ながらレースを進め、4角手前でスパート。先に抜け出しを図ったアスクに直線半ばで並び掛けると、最後はきっちり競り勝った。松山は「いいポジションで手応えも良かったので、相手を倒しに自分から動きました。最後まで頑張ってくれました」と相棒をたたえ、理想通りのレース内容に堂々と胸を張った。
前走の
国東特別をレコードタイムで快勝。今回は同世代トップクラスとの力関係を計る試金石の一戦だったが、「最後は力で実績馬を抑え込んでくれました」と杉山晴師は成長ぶりに目を細める。次は本番の
菊花賞(10月23日・阪神)へ。トレーナーは「距離は期待半分、不安半分のところはあるけど、力でこなしてくれると思っています」と前向きだ。
G1に向けて鞍上は「まだまだやれる馬なので、これからも一緒に歩んでいきたいです」と力を込める。偉大な父の背中を追いかけ、今度はクラシックの大舞台で父子制覇を目指す。
提供:デイリースポーツ