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神戸新聞杯・G2」(25日、中京)
22年も中京で開催される
菊花賞(23日・阪神)の最重要
トライアル。春のクラシックを制したビッグネームの参戦がなく、例年と違って混戦ムードが漂っている。G2V&ダービー5着で実績最上位の
プラダリア。次に見据える大一番へ向けて、好結果で弾みをつけたい。
最後の1冠へ向けた最重要
トライアルは、
皐月賞馬とダービー馬がそろって不在。混戦ムード漂う中、虎視たんたんと爪を研いでいるのが
プラダリアだ。
デビュー3戦目で初勝利を飾ると、続く
青葉賞で重賞初制覇。世代の頂点を目指してダービーへと歩を進めたが、中3週で再東上という厳しいローテも響いたか、直線で持ち味の鋭い末脚が鈍り、5着が精いっぱいだった。それでも、唯一
皐月賞組に割って入ったところに真価がある。レース後、「秋には必ず巻き返せるだけのポテンシャルがある」と池添が語っていたように、ここから逆転へのシナリオを描く。
夏を充電に充てリフレッシュは完了。1週前追い切りでは栗東CWで
アジャストザルート(5歳3勝クラス)と併せ、ビッシリと負荷をかけられた。シャープな切れ味でラスト1Fは11秒1をマーク。
池添学師は「先週まではモタモタしていましたが、しまいの動きは良かったですね。このひと追いで変わるはず」と満足げな表情。担当の平野助手も「夏はゆっくりしたけど、ジョッキーの感触も?緩んでいる感じはない?とのことでした。何も不安はないですね」と万全を強調する。
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菊花賞に
ピークを持って行きたい」と指揮官が語るように、狙うはあくまで次の大一番。それでも、前哨戦でつまずくわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ