◎25日(日)中京競馬場で行われる第70回
神戸新聞杯(GII)に出走を予定している
ジャスティンパレス(栗東・牡3、
杉山晴紀厩舎)について、
杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。
(春の二冠は)
皐月賞はスタートで後手を踏んで流れに乗り切れずに、早めに勝負どころで動いていった分、最後は苦しくなりました。馬自身は一生懸命頑張っています。距離的には長ければ長いほど、と思っていましたのでダービーこそはと、仕上げて臨みました。ゲートは出ました。4コーナーから直線に向くまで、良い手応えで伸びかけましたが、そこからは他馬と同じ脚色になってしまいました。現状のこの馬のパフォーマンスは、ダービーでは出来たと思っています。
(夏を越えての成長は)夏場は暑いので北海道で休養をしていました。馬体をふっくらさせて戻ってきました。精神的に興奮しやすかった馬が、落ち着いて調教もしやすくなっていました。精神面での成長を感じられます。
(1週前追い切りは)自分からガッと行くのでは無く、乗りやすくなっていました。追ってからもしっかり反応して、改めてメンタルの成長を感じました。2週前追い切りから
鮫島克駿騎手に乗ってもらっていますが、動きが素軽くなって順調に良化を辿っていることを騎手も感じています。
(今回の条件について)新馬でコースも経験して、しっかり勝っていますので中京競馬場に関しては問題ありません。距離に関しても
菊花賞挑戦に向けてのいい指標になるでしょうから、とても楽しみです。後はゲート内で落ち着いてしっかりスタートをすることがポイントです。2歳の時からいい走りをしています。春は残念でした。ここは
菊花賞に挑戦するのに相応しいかどうか内容を求められます。それができる馬と信じてスタッフ一同頑張っています。どうか応援よろしくお願いします。
取材:檜川彰人
ラジオNIKKEI