秋の中山開催が最終週を迎える。次開催の東京に備えている素質馬も多いが、牝馬限定のマイル戦には頭数が集まりそうなムードだ。
【10月1日(土) 中山芝1600m(牝馬)】
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エルフォルク(牝、父
モーリス、
母シュピッツェ、美浦・
中舘英二厩舎)
祖母が独1000ギニーの勝ち馬。母は芝2000mで2勝しており、叔父に
フュージョンロック(4勝=オープン入り)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで6F84.5-67.0-52.3-38.2-12.0をマークした。「だいぶ体力がつき、調教にも耐えられるようになってきた。スピードの持続性がありそうだし、芝の軽い馬場がいいと思います」と
中舘英二調教師。鞍上は
石橋脩騎手が予定されている。
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オルフェスト(牝、父
オルフェーヴル、
母ユールフェスト、美浦・
池上昌和厩舎)
母は芝1200mで2勝。4歳上の半姉
フィルムフェスト、2歳上の半姉
リリアンフェルスは初戦から勝ち上がっている。先週の追い切りはウッドチップコースで6F68.4-52.7-38.3-11.7をマーク。9月24日の中山3Rでデビュー勝ち(2歳コースレコード)を飾った
トレドと併入している。「小柄なサイズだけど、フットワークはいい。気持ちの面でもコントロールが利いている。距離的には1600mぐらいが良さそうです」と
池上昌和調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
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クイーンオブソウル(牝、父
マインドユアビスケッツ、
母ビジューミニョン、美浦・
林徹厩舎)
千葉サラブレッドセールに上場され、取引価格は3597万円。一族からは
エイジアンウインズ(
ヴィクトリアマイル)、
エバーブロッサム(
オークス2着)が出ている。先週の追い切りは坂路で4F54.6-39.3-24.7-12.1をマークした。「思っていた以上に動いてくれました。牝馬で気がいいタイプ。いいところがありそうです」と
林徹調教師。鞍上は
津村明秀騎手が予定されている。
【10月2日(日) 中山芝1800m】
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フェザーモチーフ(牡、
父ハーツクライ、
母オーサムフェザー、美浦・
武井亮厩舎)
母はBCジュヴェ
ナイルフィリーズなど米G1を2勝。半兄に
スーパーフェザー(
青葉賞3着)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入り、6F85.4-68.3-54.0-39.2-12.2をマークした。「適度に前向きで折り合い面に問題はない。しっかりと反応するし、初戦から動けると思います」と
武井亮調教師。鞍上は
菅原明良騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)