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【凱旋門賞】武豊 ドウデュースと悲願初Vへ「今年は、理想です。本当に楽しみ」

デイリースポーツ
  • 2022年09月27日(火) 06時04分
 「凱旋門賞・仏G1」(10月2日、パリロンシャン)

 日本競馬界の悲願達成へ、不世出のレジェンドが10度目の大舞台へ挑む。22年のダービー馬・ドウデュース(牡3歳、栗東・友道)とのコンビで臨む武豊騎手(53)=栗東・フリー=が、決戦直前にインタビューに応じた。初挑戦の94年(ホワイトマズル=6着)から28年、世界のトップと戦い続けてきた第一人者が凱旋門賞に懸ける思い、そして初制覇へ向けての手応えなどを存分に語り尽くした。以下、インタビュー内容。

  ◇    ◇

 -自身にとって10回目の凱旋門賞になる。

 「今年も乗れて良かったな。うれしいという感じですね」

 -毎年この舞台には立ちたい。

 「そりゃ、そうでしょう。ジョッキーなら誰もがそう思うはず。僕は毎年ずっと、いつも大きな目標だし、いつか勝ちたいと、ずっと思っているレースですからね」

 -以前、凱旋門賞6勝のデットーリ騎手の家に、トロフィーがたくさん飾られているのを見たと話していた。

 「動画を本人に見せられて、うらやましいなと思いましたよ。1個欲しいね。かっこいいですよ。凱旋門の形をしていて」

 -デビューからずっと乗っている馬での挑戦は、06年ディープインパクト以来。

 「強くなってきている過程を知っていますからね。1年前は小倉で走って新馬戦を勝って、1年後に凱旋門賞を走るってね。そういう願いはあるけど、そうなるなんて簡単じゃないから、"あぁ、実現したな"という感じです」

 -凱旋門賞にこれまで9度乗ってきて感じる部分は。

 「実力的には、日本馬はもう本当に世界のトップレベルにいることは誰もが知っている。世界中のビッグレースをいっぱい勝ってきているからね。あとは運とかもありますよ」

 -松島正昭オーナーとのタッグでチャレンジする。

 「去年はブルーム(11着)で乗せてもらったんですけど、今年は日本でダービーを勝って、その馬で挑めるというのは理想ですよね。本当に楽しみです」

 -日本の競馬サークル、ファンの悲願でもある。

 「そうね。もう、すっかり日本でも有名なレースで(笑)。昔は知らなかったけどね、みんな。このレースを有名にした1人かなと思っています。楽しみですよ。今年も出られてね、ありがたいですよ。今年こそは、という気持ちはもちろんあるし、ワクワクしています」

 -前走のニエル賞を振り返って。

 「4着だったけど、内容としては良かったと思います。全然、仕上げていなかったですからね。いいトライアルになったと思います。量ってはいないけど、デビュー以来の最高の馬体重だったと思う。今度は目イチの仕上げでいくと思うし、次につながるレースができたと思います」

 -応援するファンへメッセージを。

 「いい仕上げで来ていますという連絡を受けているし、自分は騎手として全力を尽くすしかない。応援していただければと思います」

提供:デイリースポーツ

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