10月2日(日)中山競馬場で行われる
スプリンターズステークス(GI)に出走を予定している
ウインマーベル(牡3歳、美浦・
深山雅史厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
ウインマーベルについて
深山雅史調教師(前走を振り返って)
「ジョッキーも勝ちに行く競馬をしてくれた中で、斤量差もあるとはいえ2着という結果を残せたのは、休み明けということを考慮すればやはり能力がある馬だということを感じさせました」
(前走からここまでの調整過程は)
「前走後はすぐ美浦に戻して、1週間ほどは疲れを抜く感じで楽をさせました。思ったよりダメージが少なかったので、すぐ乗り出すことができました。その後徐々に負荷をかけていき、問題なく順調に今週を迎えられました」
(今朝の最終追い切りについて)
「レースに向けてしっかり負荷をかけたかったのですが、入りが少し遅くなってしまったので全体の時計としては5ハロン70秒くらいでした。ただ、ゴールを過ぎたあともしっかり乗り手が負荷をかけていましたので、乳酸値の数字などをみても負荷を十分にかけられたと思います」
(初となる中山芝コースについて)
「馬を見ている限りでは右回りでも問題ないと思いますし、急坂も走りをみる限りではこなしてくれるのではないかという感じはします」
(この馬の強みは)
「スタートも良く、センスのある馬で、しかもレースを重ねていく中でタメがきくような自在性も出てきたので、乗りやすく競馬がしやすいところがこの馬の一番いいところだと思います」
(成長を感じる部分は)
「入厩当初から完成度の高い馬だと思っていましたが、使っていくなかでさらに幅も出てきて成長が感じられますし、一戦一戦力をつけてきている印象があります」
(今回のレースでイメージする、理想の展開やポジションは)
「相手もあることなので展開次第ですが、先行して直線抜け出すのがこの馬の理想の形という感じがします」
(松山騎手と何かお話は)
「まだ話はしていませんが、彼も馬のことをよく分かってくれていると思いますし、信頼できるジョッキーなのでお任せする形で大丈夫だと思います」
(ファンへ向けて一言)
「まだ駆け出しの調教師ですが、このような大舞台に出走させることができ、こうして応援していただけるのはとてもありがたいです。何とか頑張って、いい状態で出走させたいと思います。応援よろしくお願いします」
(取材:小塚歩)
ラジオNIKKEI