10月1日の中山4R・2歳未勝利戦(芝2000メートル=17頭立て)は、3番人気の
ビターグラッセ(牝、美浦・
栗田徹厩舎、父
ルーラーシップ)が、直線で鋭く差し切ってデビュー3戦目で初勝利を挙げた。今年の
福島牝馬Sを制した
アナザーリリックの半妹という血統。勝ち時計は2分2秒6(良)。
前半は馬のリズムに任せて、後方に構えて脚をためた。直線の入り口でスムーズに外へ進路を取ると、鞍上の左ムチに応えて徐々に加速。上がり最速35秒3の切れ味を発揮して、2着馬の
ジュドーに半馬身差をつけた。
3Rの
ファルコンミノルに続いて自身2連勝を飾った
田辺裕信騎手は「まだ動ききれない面はあるが、(一戦ごとに)着順を上げて、押し切ってくれたのはよかった。牝馬にしてはメンタル面がどっしりしているし、能力はあるので、それに体が追いついてくれば。距離を延ばした方が競馬がしやすかった」と、勝利を振り返った。
スポーツ報知