イタリアの名手がこの秋も日本にやって来る。重賞12勝を含むJRA172勝の実績を誇るクリスチャン・デムーロ(30)がJRA短期免許を取得し、29日の天皇賞ウイークから騎乗することが3日、分かった。期間は年内の開催最終日となるホープフルS当日(12月28日)まで。年明け3日間開催で騎乗して以来、9カ月半ぶりの来日となる。

　一昨年はソットサスとのコンビで凱旋門賞を勝つなどフランスを拠点に活躍。昨年115勝で仏リーディング5位、今年も121勝で同4位(2日現在)につけている。

　JRA・G1は13年桜花賞(アユサン)、17年ホープフルS(タイムフライヤー)、18年阪神JF(ダノンファンタジー)の3勝。オーナーや厩舎サイドといった関係者の信頼も厚く、3月のドバイシーマクラシックはダービー馬シャフリヤールの手綱を任され、勝利に導いた。

　兄ミルコがJRAジョッキーで日本のファンにとっては兄弟そろって、おなじみの存在。常々「日本が大好き」と口にし、親日家としても知られるトップジョッキーが秋競馬を盛り上げる。

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