紫苑S2着で
秋華賞(10月16日・阪神芝2000m)への優先出走権を得た
サウンドビバーチェ(栗東・
高柳大輔厩舎)。今朝5日は
白菊賞以来のコンビとなる
岩田望来騎手が跨って、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後の馬場入り。馬が多く、馬場入り時も待たされるシーンがあったが「のんびりと待つことができていましたね」と
岩田望来騎手。その後、馬場入りしてから向正面では少し行きたがるようなところもあったが、3コーナーあたりでは落ち着いていたとのこと。その時、前方には他厩舎の併せ馬がいたのだが、これを追いかけようとしなかったあたりが成長かも知れない。
十分に脚をためた状態で最後の直線に向いたこともあり、その脚色が同じ時間帯に追い切った馬の中でも際立っていた。ゴール前は他厩舎の併せ馬が2組、4頭いて進路に困る場面があったが、少し空いた真ん中を割って、1コーナーでは4頭を追い抜く形。動きに力強さもある。
時計は6F79.2〜5F64.0〜4F49.9〜3F35.9〜2F22.7〜1F11.4秒。ちなみに2回目のハロー以後の時間帯でこの2F時計は最速。10月5日に6Fで80秒を切った馬は3頭しかいなかったが、その中ではこの2Fは飛び抜けて速い。状態に関しては申し分ないだけに、あとはGIで芝2000mをこなせるかどうか。そこだけだろう。
(取材・文:井内利彰)