10月6日(木)
大井競馬場で行われる
レディスプレリュード(3歳上牝、JpnII、ダ1800m)。2011年の
JBCレディスクラシック新設に伴い、それまで行われていた
TCKディスタフをダート
グレード競走に格上げして誕生したレースで、名称も
レディスプレリュードに変更。同時に『Road to JBC』に指定され、
JBCレディスクラシックへの最重要
ステップレースとなった。
今年は
ショウナンナデシコに注目が集まるだろう。現在重賞を4連勝中で、牡馬相手に
かしわ記念を制すなど、快進撃が続く女王に打ち勝つ馬は現れるか。発走予定日時は6日(木)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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ショウナンナデシコ(牝5、栗東・
須貝尚介厩舎)
牝馬ダート界の絶対王者が秋の始動戦を迎える。今年2月の
エンプレス杯で重賞初制覇を飾ると、
マリーンCでは後続に8馬身差をつける圧巻の内容で連勝。勢いそのまま挑んだ
かしわ記念では、逃げて上がり最速の末脚を繰り出しJpnI初制覇を達成した。牝馬による牡牝混合ダートGI級競走の制覇は史上10頭目(古馬戦に限定すると6頭目)という快挙。牝馬相手では一枚実力が抜けている印象で、秋始動戦で見せるパフォーマンスに注目が集まる。
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ダノンレジーナ(牝6、浦和・
小久保智厩舎)
通算21勝を誇る浦和の女王。2020年5月にかけて11連勝を飾り、同年秋の
JBCレディスクラシックでは地方馬最先着の4着に入る活躍。12月の
東京シンデレラマイルで重賞初制覇を飾ると、翌年には連覇するなど南関東を代表する名牝へと成長した。今年は佐賀、名古屋、園田と各地を転戦して重賞3勝の活躍。3連勝中の勢いに乗って悲願の
グレードタイトル奪取に挑む。
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テリオスベル(牝5、美浦・
田島俊明厩舎)
本格化の兆し見せる5歳牝馬。今年4月の
下総Sで久々の勝利を挙げると、続くスレイプニルSも快勝。強気に先手を主張し逃げ粘るレース
スタイルで牡馬相手に2連勝を飾った。続く
マーキュリーC、
ブリーダーズGCでは、控える競馬で2着、3着とこれまでとは異なるレース内容で好走。自在な脚質を武器に同世代の絶対女王撃破に燃える。
その他にも今年の
日本ダービー馬
ドウデュースの姉
フラーレン(牝5、栗東・
牧田和弥厩舎)、鋭い末脚武器の
プリティーチャンス(牝5、栗東・
野中賢二厩舎)、名牝
サルサディオーネの妹
サルサレイア(牝6、大井・
堀千亜樹厩舎)などが出走予定。