「
東京盃・Jpn2」(5日、大井)
JBCス
プリント連覇へ向けて視界良好-。1番人気の
レッドルゼル(牡6、栗東・安田隆)が、道中7番手から直線一気の豪脚を繰り出して優勝。先に抜け出した3番人気の
テイエムサウスダンが2着で、先行した2番人気の
オーロラテソーロが3着に粘った。なお、優勝馬は「第22回JBCス
プリント」(11月3日・盛岡)の優先出走権を獲得した。
昨年のJBCス
プリント覇者が力の違いを見せつけた。
レッドルゼルが上がり最速3F35秒3の切れ味で差し切った。
ギシギシが逃げる展開で、道中は8頭立ての7番手。4コーナーを回って大外に持ち出すと、そこからスパート。次々にラ
イバルたちをかわすと、最後は残り100メートル過ぎで、粘る
テイエムサウスダンを抜き去った。
主戦の
川田将雅は戦前から手応え十分だった。「休み明けはあまり得意な馬ではないが、返し馬の雰囲気から、今日は走れそうな感触を得ることができた。外枠から自分のリズム良く、特に苦労するところは何もなかった」と力強いコメントがあふれた。
昨年もドバイから帰国後、このレースを選択。13頭立ての1番枠でスタートが悪く、最後こそ差を詰めたが、脚を余した印象の3着惜敗だった。それでも続くJBCス
プリントは圧勝。今年は8頭立ての外枠で、自分の競馬ができた。
もちろん狙うは
ビッグタイトル連覇だ。「何よりこの馬自身、目指すところへ。無事に今日を終えたことが全てです」と鞍上の視線は11月の盛岡を見据えている。
提供:デイリースポーツ