「サウジアラビアRC・G3」(8日、東京)
無傷2連勝へ、
ノッキングポイントが満を持しての登場だ。
最終リハは5日、美浦Wで
ルージュカルミア(3歳1勝クラス)、
フェルミスフィア(5歳オープン)と3頭併せ。直線は年長の僚馬2頭の間で馬なりながらもビッシリ競り合い、6F85秒0-38秒9-11秒8で併入。木村師は「先週は馬場状態が厳しくてかわいそうだった。今週はそこを修正するやり方。馬場の一番いい時間でやれたし、そこは修正できた。いい動きでしたね」と、うなずいた。
6月4日の東京で好位から危なげなく抜け出し、2着馬に3馬身差で完勝した東の一番星。師は「初戦は点数を取り過ぎた」と独特の表現で振り返る。勝つには勝ったが、「走り過ぎた感じがした」とも言う。そのためもあってか、走るフォームが前かがみのような格好になっていた。
その後は放牧でリフレッシュ。「ここへ向けて回復に時間はかかったけど、牧場でよくリカバリーしてくれました。きょうは時計より、ちゃんと走れるフォームになるようにやりました」と説明する。
前身のいちょうS時代から、そうそうたるメンバーが勝ち馬に名を連ねる。慎重に慎重を重ねて調整されてきた厩舎の期待馬が、無傷のまま出世レースに名を刻むことができるか。
提供:デイリースポーツ