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【秋華賞】“牝馬の国枝”が送り出すエリカヴィータ 5年連続連対へ「春以上の状態」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2022年10月13日(木) 18時01分
 今週は牝馬3冠の最終戦・秋華賞(16日=阪神芝内2000メートル)。美浦では3冠がかかるスターズオンアースの一挙手一投足に注目が集まっているが、それに次いで注目度が高いのはエリカヴィータを送り出す国枝厩舎だ。

 秋華賞における国枝厩舎は18年1着アーモンドアイ→19年2着カレンブーケドール→20年2着マジックキャッスル→21年1着アカイトリノムスメ…なんと4年連続連対中なのだ。当の国枝調教師は「4年連続? そうだっけ?」ととぼけてみせたが、続けて「また“牝馬の(国枝)”って書かれちゃうなあ」と苦笑いする。そんな師のボヤキはともかく、“牝馬の国枝”が送り出すエリカヴィータは注目して損はなかろう。

 前4年の好走馬たちも牧場サイドとうまく連携を取りながら直行だったり、前哨戦をひと叩きしたり、さまざまなパターンで結果を出してきた。「この馬は直行でも大丈夫と思った」(国枝師)というエリカヴィータオークスからのぶっつけを選択。馬の個性に合わせたローテ、そしてアーモンドアイアカイトリノムスメで蓄積された直行ノウハウは大きな武器となる。

「前走(オークス9着)後は体も増えてきているし、気持ちもなじんできた感じ。春以上の状態だね」ともくろみ通りの成長度を強調した国枝師。同じくぶっつけで制したアカイトリノムスメとの比較でも「こっち(エリカ)の方が(成長度として)いいかな」とひと夏越してグンと上向いているようだ。

 1週前に騎乗した福永も「よくしつけられていて上手に走れていた」と好感触。9着に敗れたオークスについては「周りの馬を気にして力を出し切れなかった」と悔やんでおり、「そのあたりは慣れていけば問題ないし、勝った時(フローラS)のようにストレスのない競馬ができれば」と2度目のコンビで今度は結果も違ってくるはずだ。

 今年もしっかり結果を出してくれそうな国枝厩舎が送り出すエリカヴィータ。5年連続連対達成となれば紙面にもSNS上にもまた“牝馬の国枝”の文字が躍りそうだ。

(美浦の両刀野郎・山口心平)

東京スポーツ

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