「第32回
埼玉新聞栄冠賞」が19日、
浦和競馬場で行われた。6番人気の伏兵
ライトウォーリアが逃げ切り優勝、地方移籍2戦目で念願の重賞初制覇した。同馬には「第43回
浦和記念」(Jpn2、11月23日、浦和)への優先出走権が与えられた。
「もまれると良くない馬だから、思い切って行け」。内田師の指示通り、矢野の手綱さばきもメリハリの利いたものだった。スタートから一気に飛び出したが終始
トランセンデンスにつつかれる展開。ハミをかんでいたこともあって向正面で出たところで一気に
ゴーサインを出した。後続を引き離していくと3コーナーでは楽に5馬身以上の差。4コーナーからステッキが入ったが、それでも末脚は衰えない。直線はさすがに右ステッキの連打だったものの、それに応えて3馬身差でVゴールに飛び込んだ。
「スムーズな競馬を心がけていた。思い切って逃げ過ぎた感じだったが、よく持ちこたえてくれた。これからもっと良くなるので先が楽しみ」と矢野は会心の騎乗に満足そうな笑みを浮かべた。次走は未定だが、新たな個性派の登場で古馬中距離戦線が面白くなってきた。
▼2着
マンガン(山崎誠)エンジンがかかってからはいい末脚だった。ただ、道中追い通しだったのでそこが課題。
◆
ライトウォーリア 父マジェスティックウォリアー
母スペクトロライト(母の
父ディープインパクト) 牡5歳 川崎・
内田勝義厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績21戦6勝(南関東2戦1勝) 総獲得賞金9459万9000円。
スポニチ