忘れてもらっては困る-。女性ジョッキーの第一人者・
藤田菜七子騎手(25)=美浦・根本=が、日曜の新潟牝馬Sで
ニシノラブウインクと初コンビを組み、メインVを狙う。
オークスは8着に敗れたが、逃げて見せ場十分。秋初戦となった前走の紫苑Sは馬込みで掛かりながら、のちの
秋華賞馬
スタニングローズ相手に0秒3差と踏ん張った。古馬との初対戦になるが、決して見劣りはしない。
13日の1週前リハに騎乗し、美浦Wの併せ馬で感触を確かめた。「折り合いもついて、しっかり動いてくれました。競馬では一生懸命走り過ぎると聞いています。テンションが上がり過ぎないよう、そのあたりに気をつけていきたいですね」と気を引き締める。
16年デビューで今年7年目。JRA通算144勝は女性騎手No.1だが、19年の43勝を
ピークに勝ち星は減少。今年は現在5勝。8月14日を最後に、勝利から遠ざかっている。後輩女性騎手が活躍する中、奮起を期待したいところだ。舞台は19年に年間リーディングも獲った相性のいい新潟。「騎乗依頼を頂けてありがたいです。51キロを生かして、期待に応えられるように頑張りたいです」とキッパリ。今週は久々に菜七子
スマイルが見たい。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ