「
天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)
今週から短期免許(12月28日まで)で騎乗するC・デムーロ騎手(30)=フランス。昨年11月28日から今年の1月10日まで騎乗した前回は、1カ月半でJRA26勝をマークした。ただ、重賞は阪神C(
グレナディアガーズ)を制したものの、5戦騎乗したG1では
朝日杯FS、
ホープフルSの2着(
セリフォス、
ジャスティンパレス)が最高。タイトル獲得とはならなかった。「一つでも多く勝ちたいし、全力で臨みたい。いろんなG1に乗るので結果を出せるように頑張りたい」と力を込める。
今週の秋盾は
シャフリヤールで挑む。追い切りをモニターで確認すると「前走のアスコットの時より体がパワフルになって、いい状態だと思った」と納得の表情。4着だった前走
プリンスオブウェールズSには「トモがしっかりしている馬ではないので、起伏のあるコースでしんどくなった」と振り返った。
初コンタクトでVを飾ったドバイシーマCで能力を確信したという。「強い競馬だった。瞬発力が武器なので東京二千はベター。ソットサス(20年
凱旋門賞V)とまでは言わないけど、自分のキャリアの中でも
トップレベル」と言い切った。
今回も兄ミルコの家に滞在。ただ、前回とは違い、母、妻、娘の3人を連れての来日だ。総勢8人での同居に「ファミリー。ハッピーですね」と笑顔をのぞかせた。この秋、
凱旋門賞ジョッキーがターフをにぎわせる。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ