冬の大一番
チャンピオンズCの前哨戦で、今年も阪神で開催される。JBCと時期が重なっていることから実績馬の参戦が少なく、拮抗したメンバー構成になるのが通例だが、今年に関しては
オメガパフュームをはじめメンバーが揃った印象。
1.速い時計に対応できるか
2017年以降に行われてきた阪神ダート1800m古馬混合オープン戦の、平均勝ち時計は1分50秒8。一昨年の同レースに関しては良馬場ながら1分49秒9がマークされた。ダート1800mとしては速い時計が計測されやすいコースで、それに対応できるスピードが必要になる。
2.ベテランも侮れない
昨年は7歳の
アナザートゥルースが10番人気で3着に食い込み、20年は6歳馬のワンツー。19年は1着が6歳馬で2着は10番人気の8歳馬
キングズガードだった。創設当初は若い馬が良く活躍していたレースだったが、近年はベテランの活躍も目立つ。
3.比較的差しが決まる
2017年以降に同コースで行われた重賞8レースに関して、4角3番手以内から勝ったのは2頭なのに対し、4角5番手以下は4頭、4角10番手以下に絞っても2頭いる。基本的に前有利なのには違いないが、重賞にもなると差しや追い込みもしばしば決まる。
ここは
タガノディアマンテの大駆けに期待。初ダートで重賞というのはハードルが高いものの、ダートで化けるケースがしばしばある
オルフェーヴル産駒であること、きょうだいにダート活躍馬が多い血統背景であることからして、人気妙味も踏まえると面白い存在に映る。