マイルで圧倒的な強さを誇っていた
グランアレグリアが昨年のこのレース連覇をもって引退し、現在のマイル路線は群雄割拠の様相。それにふさわしく、今年はハイレベルながらも確固たる軸が不在のメンバー構成となった。
1.4歳馬が中心
過去10回で、4歳馬は[4-5-4-24]で複勝率35.1%、5歳馬は[3-3-4-52]で複勝率16.1%なのに対し、6歳馬は[1-1-0-22]で複勝率8.3%、7歳以上は複勝率0%。基本的に若い馬が優勢のスピード勝負になる。ただし、3歳馬は[2-1-2-30]で複勝率14.3%で4歳馬と比べると苦戦傾向。この時期、中距離では2kgある古馬との斤量差が、マイルだと1kgになることが苦戦の要因の一つと考えられる。
2.上がりが使えるか
阪神で行われている近2回に関して、連対馬延べ4頭はいずれも2位以内の上がりを使っていた。タイムにして32秒後半から33秒前半。前半のスピードだけで押し切るのは難しく、最後はキレ味が勝敗を分けることになる。
3.距離短縮がやや優勢
過去10回で、前走からの距離短縮となる馬は[5-2-6-44]で複勝率22.8%、前走もマイルだった馬は[3-4-2-61]で複勝率12.9%、前走から距離延長となる馬は[2-4-2-40]で複勝率16.7%で、比較的距離短縮組の好走が多い。
ジャスティンカフェはまだ重賞勝ちがなく、GIに関してはこれが初挑戦となるが、今回人気の一角と目される
サリオス相手に
毎日王冠であまり差のない走りをしたように、通用するだけの力は持っている。伏兵人気に留まるであろう今回こそが絶好の狙い目と見る。