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6月の米G1を10馬身差圧勝 快速馬ジャッククリストファーが引退、種牡馬に

  • 2022年11月14日(月) 19時27分
 卓越したスピードを武器にアメリカでG1を3勝したジャッククリストファー(牡3、Jack Christopher)が現役を引退。今後はクールモアが所有するアシュフォードスタッドで種牡馬入りすると発表された。米競馬メディア『BloodHorse』が報じている。

 ジャッククリストファーは父Munnings母Rushin No Blushin、母の父Half Oursという血統の米国産馬。伯父には現役時代に米G1を2勝し、種牡馬としても数々のG1馬を輩出するストリートボス(Street Boss)がいる。

 昨年8月にサラトガ競馬場の未勝利戦でデビュー。同年10月に迎えた2戦目のシャンペンS(米G1)でG1初制覇を飾り2歳シーズンを終えると、今年5月の始動戦を完勝し、6月にベルモントパーク競馬場で行われたウッディスティーヴンスS(米G1)では後続に10馬身差をつける圧勝でG1・2勝目を飾った。

 4戦無敗のキャリアを提げ、ダート9ハロンへの距離延長で挑んだ7月のハスケルS(米G1)では2番手から進出するも、インコースから末脚を伸ばしたサイバーナイフと馬群外から追い上げたテイバの2頭に2馬身差を付けられ、レコード決着のなか3着となり初黒星。しかし、距離を短縮して迎えた8月のアレンジャーケンスS(米G1)では最終直線手前で先頭に立ち、そのまま押し切って3つ目のG1勝利を挙げた。通算成績は6戦5勝。

 同メディアによると、初年度の種付け価格は4万5000ドル(日本円でおよそ630万円)に設定されたとのこと。

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