11月27日に東京競馬場で行われる
ジャパンC(3歳上・GI・芝2400m)。海外馬4頭を含む国内外の精鋭が集う一戦に、
シャフリヤール(牡4、栗東・
藤原英昭厩舎)がC.デムーロ騎手とのコンビで出走を予定している。
シャフリヤールは、
父ディープインパクト、
母ドバイマジェスティ、その父
Essence of Dubaiという血統。
2020年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2戦目の
共同通信杯で3着となり、続く
毎日杯にて全兄
アルアインとの兄弟制覇を達成した。昨年の
日本ダービーでは、鋭い末脚で後の
年度代表馬エフフォーリアをハナ差差し切り。鞍上の
福永祐一騎手は
日本ダービー連覇を果たした。
その後、
神戸新聞杯を経て
ジャパンカップに出走。1コーナーで内ラチに接触するアク
シデントがありながらも、3着に好走した。今年はドバイと英国へ遠征を行い、始動戦の
ドバイシーマクラシックでは、2021年
BCターフ覇者ユビアーを抑え、
日本ダービー馬として史上初の海外G1タイトルを獲得。前走の
天皇賞・秋は、4か月の休み明けながらハイペースを5番手で追走し、掲示板に入る走りを見せた。通算成績は9戦4勝。
JRAは指定外国競走を優勝している外国馬または日本馬が
ジャパンカップに出走した際、報奨金を交付することを定めている。
シャフリヤールの勝利した
ドバイシーマクラシックは対象レースであり、今回勝利した場合賞金4億円に加えて、1着の報奨金200万ドル(約2億8000万円)を獲得することができる。
世界を巡ったダービー馬が、海外からの刺客を東京2400mの舞台で迎え撃つ。
シャフリヤールに要注目である。