12月4日(日)に中京競馬場、ダート1800mで行われる
チャンピオンズカップ。昨年の覇者であり、前走
JBCクラシックを快勝した
テーオーケインズ(栗東・
高柳大輔厩舎)が、連覇を目指して今年も出走予定。今朝23日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCW、
松山弘平騎手が跨っての追い切り。単走だったが、一完歩ごとに進む距離が大きくて、前方にいた他厩舎の併せ馬に追いつきそうな勢い。決して行きたがる、追いかけている、わけではなく、単純にス
トライドの大きさの違いで距離が縮まるあたりが凄い。
最後の直線に向いたところで、前を加速したので、結局追いつくことはなかったが、ケインズ自身は11.9秒、11.6秒とゴールまで加速してフィニッシュ。ひょっとしたら、映像をご覧になって「遅れている」と思う方がいるかも知れないが、決してそうではないので注意していただきたい。
時計は6F82.9〜5F68.2〜4F53.7〜3F38.2〜2F23.5〜1F11.6秒。道中の走りに気負いがないのが何よりで、このあたりは前走を使って変わってきたところ。ひと叩きしたことで、確実に上積みがある状態ではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)